空駐車場が増えていく時代。でも、車と生きてきた思い出は消えない
先週、「車離れが進み、都心にあるマンションの立体駐車場に空きが目立つ」というニュースを見た。まるで他所の国か別世界の出来事のようなニュースである。
私は、父の実家が運送会社だったこともあり、小さい頃から車やトラックに囲まれて育ったせいで免許を取ってからは、"車があること"が男の証明であり、自由そのものだと思っていた。だからバイクは16。車は18で高校生のうちに免許を取った。
そして、自分の車を持つことは一番の夢であり、無理してでも手に入れたい"憧れの武器"だった。
ところが気づけば、もう自分も還暦。
あと何年運転できるのだろうと考えると少し寂しくもあり、どこか静かに受け入れている自分もいる。でも、不思議なもので、車がただの移動手段ではなかったことだけは、今も変わらない。
車に乗ることで救われたこともあったし、落ち込んだ気持ちが少し軽くなった瞬間や、無計画なドライブが"忘れられない思い出"に変わったこともある。
だから車を手放すというのは、ただモノを手放すだけではなく、キザな表現をすると「人生の中のひとつの章を閉じる」ことに近い。
やっぱり、便利さや効率だけでは測れない価値ってあるんですよ!車には。
たとえ駐車場に空きが増えても、車に無限の価値があると思う世代は、過去の思い出は簡単には消えるものではない。これからの残された運転人生を、昔ほど遠くへ行けなくても、スピードを出せなくてもいい。ただ、自分のペースで、好きな景色と、好きな時間を味わいながら、大切に過ごしていきたい。
そんなことを考えさせられたニュースでした。
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