オールペンしてからもう10年!サビや割れが...
知り合いのミニ専門ではない鈑金塗装屋で今のグレーにオールペンしてから早10年。Waxかけしていると、あちらこちらのサビや割れが気になるようになってきた。
当時は「とにかく色を変えたい!」という勢いだけでお願いしたのを覚えている。細かな下地処理なんかはこだわらず、高年式のミニがどれだけ手抜き塗装なのかも知らず、見た目がきれいになればそれで満足だった。
年末に納車されたときの艶やかさと新鮮な雰囲気には、メチャクチャ満足し、まるで新しい車を手に入れたかのようにワクワクしていたことを思い出す。
あれから丸10年。日々の洗車やWaxがけで外装は気にかけてはきたけれど、やっぱり時間の流れはごまかせない。モールの隙間やフェンダーの端、左右のドアの下部などに、じわじわとサビが顔を出してきた。パッと見は綺麗だが、目を凝らせば「あれっ?」と気になる箇所がいくつもある。小さな割れ目から水が入り込み、そこから広がっていくのがミニの宿命だと頭ではわかっていても、やっぱり目にすると胸が痛む。
とはいえ、これもまた"歴史"一部だとも感じる。10年間、雨の日も風の日も一緒に過ごしてきた証。屋根付きガレージで保管された車ではなく、普段の生活に寄り添いながら少しずつ年を重ねてきたウチのような庶民の相棒だからこそ、こうしたサビや割れも「味」として受け入れられる部分もある。
もちろん放っておけば進行してしまう。それも重々わかってはいる。だからそうなる前に宝くじを当てて「鎌倉のアレックさんにお願いしよう!」と妄想することもあり、現実は、コツコツTシャツやパーカーを売りながら、貯金しているところ。
でも、グレーに塗ってからの年月は、自分達夫婦にとって大切な思い出を作ってくれた。もう一度塗り直すなら、下地の処理も考えて"次の10年"を安心して共に過ごせるようにしたい。
Waxをかけながら浮かび上がる小さなサビに、少し切なさを感じつつも、「まだまだ直せる」と前向きな気持ちにもなる。ミニは、直して、また走らせて、さらに愛着が深まる車。サビや割れはその入り口。次のメンテナンスに向けて、そろそろ準備を始めなきゃ。
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