高年式ミニには「壊れないロマン」を求めている
ミニが好きだという気持ちは、私も普通にあると思っている。
あのサイズ感、あのデザイン、そして独特の走り。現代の車にはない魅力が詰まっているからこそ、あえて選んでいる。でも同時に、「好きだからこそ、無理はしたくない」という感覚も強くある。
よくある旧車の価値観として、「壊れて当然」「手がかかるのが楽しい」「夏は暑くても我慢する」という考え方があるのも理解はしている。過去にはそんな車も乗ってきたし、よくわかっている。だから、その価値観を全否定するつもりはない。ただ、この歳になった自分にはもうそんな気持ちはない。毎回エンジンの調子を気にしながら乗ることや、出かけるたびにトラブルの不安を抱えることが、"楽しさ"の中心になってしまうのは無理がある。
今は、車は乗ってこそのものものだと思ってる。
走りたいときに走れる。行きたい場所に気持ちよく行ける。その中でミニならではのフィーリングを味わう。それが理想だ。だからこそ、「壊れるかもしれないから今日はやめておこう」と考えるような関係性にはしたくないし、トラブルそのものをロマンとして受け入れる感覚は4年前にモーリスマイナー1000(キャブ車)を手放した時以来もうない。
もちろん、ウチのミニは2000年式だから、もう26年選手。
だからある程度のメンテナンスや理解が必要なのは分かっているし、そこを放棄するつもりはない。むしろ安全快適に走る上で大切にしたい部分はちゃんとする。ただ、それと「壊れて当然」というスタンスは別の話。できる限り調子を維持したい。その上で、ミニという存在を楽しむ。そういう向き合い方の方が、今の自分には無理がない。
言い換えれば、求めるのは「壊れないロマン」。
古い車ならではの魅力はしっかり味わいたい。でも、それを理由に不便や不安まで受け入れることは今の状態ではできない。借金してまで付き合うのではなく、無理なく付き合える関係性。それが、自分にとっての理想的な距離感である。
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